腰痛の基礎知識
与野駅、さいたま市中央区下落合から通える中高年専門のセミパーソナルトレーニングジムです。
本日は腰痛の基礎知識について説明していきます。
腰痛は自分の健康状態に関する自覚症状として訴える疾患ナンバー1となっています(ちなみに男性は1位で女性は2位、女性の1位は肩こり)
たいていの人は長い人生の間に1度は腰痛を経験する方は多いのではないでしょうか?
特に高齢になるほど腰痛を訴える方は多く、人口の高齢化につれてこの傾向はますます強くなると思われます。
腰痛や肩こりに悩まされるのは
四足歩行から進化して二本脚で立つようになった人間の骨の構造に問題があります。
四本足でたつ動物の背骨は水平で無理な負担はかかっていません。
それに対して人間の背骨は垂直になっていますので重い頭部や上半身を支えるために逆S字型の湾曲した構造になっています。
そして上半身の重みを支えながら、下半身を活動させるために腰にはかなりの負担がかかっています。
人間の身体は腰椎を支点として前方の上半身の重さと後方の背筋と腰(腰背筋)の筋力でバランスをとっています。
人間の身体は腰椎を支点として前方の上半身の重さと後方の背筋の力でバランスをとっています。これはシーソーの原理と同じでシーソーの一方の端には上半身の重さが乗り、もう一方の端を背筋の力で押さているようなものです。
そして支点である腰椎には上半身の2倍の重さがかかります。
腰から上の重さは体重の約60%もあり、腰椎にはその2倍の力がかかるので自然に立っているだけでも体重の約1.2倍の圧力がかかります。
と考えると無理な姿勢をとったり、重い荷物を持ったりしたときにはもっと大きな力が腰にかかります。
下の図を参照してください。
腰を預けるような前かがみの姿勢をとったときは支点は腰から遠くなり、それと釣り合うために腰背筋は力を増し150というストレスがかかります。
また前傾姿勢で荷物を持った場合は体重の2倍以上の強い負荷がかかります。
シーソーならば支点からの距離を調節することができますが、背骨についている腰背筋をはがして調節するわけにはいきません。
腰背筋の力を増すことでつり合いをとるようにしますが腰背筋の力が弱いとバランスがとれずに腰椎に負担がかかり腰痛を発症する原因になります。
筋バランスを改善するものとして筋力トレーニングは腰椎の予防にも大きく貢献します。
重いダンベルやバーベルを使う必要はありません。自体重をつかったトレーニングで充分です。
今のパーソナルトレーナーはボデイメイクやダイエット専門のトレーナーだけでなく、機能改善や姿勢改善などコンディションを専門にアプローチができるトレーナーも多くなっています。
二本足で立つ人間にとって腰痛は宿命の病気です。
重い頭や上半身を垂直に保つために背骨た腰には多くの負担がかかっているという事を理解しましょう。
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